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いなり王子こと坂梨カズさん×豆狸のコラボ商品、西武池袋本店限定「紅白いなり」

　西武池袋本店本館7階（南）催事場で1月8日（火）より、新春最初の催事「味の逸品会」が開催される。

【画像】百貨店催事に初登場する「呼（こ）きつね」のいなりずし

　ご当地グルメや話題のスイーツ、すし・弁当など年明け最初の催事にふさわしい「ごちそう」をそろえる同展。今回は新たな試みとして「いなりずし」に焦点を当てた特別催事「口福を呼ぶいなり寿司博」を同時開催する。

　「百貨店になじみの薄い30歳以下の客層を取り込むマニアコンテンツ」として打ち出す同催事をプロデュースするのは、全日本いなり寿司協会の「いなり王子」として活躍する坂梨カズさん。会場には、大阪の老舗「江戸三・大和屋」の名物大和煮を詰めた三角いなりや豊橋の老舗「壺屋」の俵型いなりなど正統派から、キャンディー型に包装されたいなりやビールに合う進化系などのバラエティー豊かないなりまで7店舗が出店する。

　いなりずしには「縁起の良い、ハレの食べ物」という歴史があることから、坂梨さんといなりずし専門店「豆狸」がコラボ。青森のいなりずしを再現し甘みの強い赤いなりと、対照的に酸味の強い白いなりをセットにした西武池袋本店限定「紅白いなり」（301円）を販売する。会場ではいなりずしに関する歴史やエピソード、トリビア、各地のいなりずしなどを紹介するパネルを掲出。SNS専用フォトスポットも設ける。

　注目は百貨店催事初登場の進化系いなりずし。「しつらえの美しさ」から東京の新しい手土産として注目を集めるという六本木「呼（こ）きつね」のいなりずしは、揚げでご飯をくるむように包み、食べやすく一口サイズに仕上げているのが特徴。もう一つの特徴は、熊本の名産品でフワフワとした食感が特徴の「南関揚げ」を使っている点。「南関揚げ」は、「南関」が「難関」に通じるとして、「難関に食らいつく」＝受験の験担ぎとし食べる人もいる、受験生には縁起のいい人気食材だ。会場では定番の「金ごま」「胡桃（くるみ）」などを詰め合わせた「いなりずし」（8個入り＝1,620円）を実演販売する。

　ブリトーやタコスなど本場のTEX＝MEXフードを、カジュアルなスタイルで提供する麻布のメキシコ料理店「フリホーレス」は、いなり用の揚げに米酢で酸味をつけたカルローズを詰め、その上にハラペーニョで辛みを利かせた特製サルサ、カーニタス（豚肉）、サワークリーム、チーズ、レタスをトッピングしたビールに合ういなりずし「イナリート」（3個入り＝1,041円）を実演販売。

　手に油や煮汁がつくというウィークポイントを回避し、見た目もかわいく、キャンディーのような包装スタイルで提供する福岡「アンド・ローカルズ（＆LOCALS）」は、英彦山の新米と伊万里のもち麦、地元食材をまろやかな酢で仕上げ、ジャコやリンゴ、ゆずこしょうなどをそろえた「醸スおいなり」（各162円〜）を実演販売する。

　沖縄のいなりずしは唐揚げと一緒に食べる習慣があることから、揚げの油抜きが繰り返し行われ、白に近い色をしているという。沖縄「オイナリアン」は、北海道産のななつぼし米を使った甘めの酢飯に国産無農薬のゴマを混ぜ、国産大豆のフクユタカを使った揚げに詰めたシンプルな「いなりめし」（価格未定）を販売。

　ほかにも、焼き上げた揚げを使う銀座「白金や」や、金沢「加賀守岡屋」、浅草「弁天山美家古寿司」、巣鴨「八千穂寿司」なども登場する。

　会期は同14日（月・祝）まで（会場は16時閉場）。

百貨店催事に初登場する「フリホーレス」のいなりずし（関連画像）百貨店催事に初登場する「アンド・ローカルズ」のいなりずし（関連画像）百貨店催事に初登場する「オイナリアン」のいなりずし（関連画像）西武池袋本店