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一堂に集結する30年分のビンテージワイン（画像の3本も含む）

　松屋銀座・8階大催場で2月23日（水）より、150種類のワインを集めた恒例「ワインフェア2011」が開催される。

　毎年春と秋の年2回行う人気の同イベント。銀座という場所柄、フランスワインとイタリアワインの売れ行きがいいことから今回はこの2カ国に集約。「記念日」をテーマに、1980年から2009年まで30年分のビンテージをそろえ、赤100種類、白25種類、泡25種類を展開する。価格帯は1,200円〜38万円で、中心価格は3,000円前後。併せて、ワインにぴったりのチーズ約30種類や生ハム、オリーブなどを販売する食材ブースも併設する。

　注目は、イタリア・トスカーナ「グラーティ」が造る、28年熟成ながら果実味や酸味、しっかりとしたボディーを感じさせる「グラート・グラーティ・ヴェッキア・アンナータ1983」（赤＝3,675円、限定24点）や、フランス・ブルゴーニュのクルティエ（買い付け人）ジュリエット・シュニュによる現地完売の貴重なワイン「ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ1999」（赤＝2,835円、限定60点）。

　減農薬農法の畑で栽培したメルロー種主体のミディアムボディー、フランス・ボルドー「シャトー・マショール2003」（赤＝2,415円、限定120点）や、フランス・ブルゴーニュ「ユドロ・ノエラ」の伝統的な手法で造られた、ピノ・ノワール100％の入手が難しい「ブルゴーニュ・ルージュ2005」（赤＝2,625円、限定36点）も注目のワインだ。

　そのほか、欧州各国の王室御用達で、豪華客船タイタニック号にも積まれていたという歴史あるメゾン、フランス「エドシック・モノポール」のピンクゴールドで深い味わいの「ロゼ・トップ」（泡ロゼ、6,500円、限定24点）など、春らしいロゼシャンパーニュやスパークリングワインなどを用意。

　会期中、会場にがワインアドバイザーが常駐しアドバイスを行うほか、日替わりで約100種類の試飲も展開する。有料のワインバーでは希少性の高いワインを各日6種類以上用意し、1杯（約50ミリリットル）ずつ提供（788円〜）。ほかにも、ギフトや手土産に手頃な1,000円台のハーフボトルや大勢の集まりに最適なマグナムサイズなどもそろえる。

　「『優良年』『星付き』など、いわゆる当たり年のワインは年々消費されている。今回のビンテージの中には生産数も少なく、もう二度と出合えることはないかもしれない年のワインもあるので、出合ったときに楽しむことをおすすめしたい」と同店食品部の小関三和さん。「オールドビンテージは高いというイメージがあるかもしれないが、気軽に楽しめる手頃な価格も用意しているので、試飲をしながらワインアドバイザーや販売スタッフを活用して、『思い出の記念ワイン』を見つけていただければ」とも。

　会期は3月1日（火）まで（最終日は17時30分閉場）。

美しく、華やかな印象のロゼのシャンパーニュやスパークリングワインも充実（関連画像）松屋銀座