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シュタインメッツ粉を使ったパン各種

　ベーカリーブランド「アンデルセン」は現在、栄養価に優れた粉「シュタインメッツ粉」を使った商品群を全国68店舗で販売している。

　同ブランドでは4月より、家族そろって一日の始まりである「朝食」を楽しむことを大切にしているというデンマークに倣い「デニッシュ ブレック_ファスト」（デンマーク風の朝食）を提案。栄養価の高いシュタインメッツ粉を使ったパンで、「朝食をもっとおいしく、もっと健康的に」を打ち出す。

　シュタインメッツ粉は、ドイツ・シュタインメッツ社が開発し特許を取得した、穀物の外側の皮のみを取り除き製粉した粉のこと。小麦粒を丸ごとひいて粉にした「全粒粉」と、小麦粒の中心の胚乳（はいにゅう）のみを粉にした「小麦粉」の中間に当たる。

　「小麦本来のおいしさが楽しめる」という同粉を使ったパンは、一般的なパン用の小麦粉と比べると栄養価が高く、消化作用の効率もいいとされる。苦み成分を除去し細かく粉砕しているため、全粒粉入りのパンに比べ「しっとりとした食感とのど越しのよさが特徴」（同ブランド担当者）。

　同粉を取り入れているのは全13品。こだわりの塩「海の精」を使ったトーストに最適な「シュタインメッツトースト」（1本630円、2分の1本＝315円）をはじめ、オートミールにレーズンやカボチャの種、白ゴマなどを混ぜ込みフルーツの甘みと穀物の香ばしさが楽しめる「ミューズリーブロート」（1本546円、2分の1本＝273円）、白と黒のゴマを使いデンマーク語で「3 種の穀物のパン」を意味する「トレコンブロート」（1本672円、2分の1本＝336円）、ラム酒に漬けたドライフルーツやローストしたナッツ類を加えた「フルーツ＆ナッツブレッド」（1本1,260円、2分の1本＝630円）。ほかにも「シュタインメッツカントリーブロート」「リュスティック」「カンパーニュ（いちじく＆レーズン）」などを展開する。

　併せて、各月の「おすすめ商品」を使ったレシピカードを毎週発行するという試みも始めた。シュタインメッツ粉の楽しみ方としてスライスの厚さのほか、アンデルセンのプライベートブランド「HYGGE」商品との組み合わせ、パンを使ったレシピ、残ったパンの活用・保存法などさまざまなアイデアを来年3月まで提案していく。1年分のレシピをストックできる専用のレシピカードホルダー（315円）も用意。

　レシピカードホルダーの発売を記念し、5月の「ミューズリーブロート」と「HYGGE」のコーヒーまたは紅茶に、レシピカードホルダーが付いた「デニッシュブレックファストセット」（1,176円）を販売する。今月31日（火）まで。

小麦粒の製法の違いによりできあがったそれぞれの粉（関連画像）アンデルセン