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コロッケ対決、佐賀「魚ロッケの里」（左）VS熊本「うにぎりコロッケ」（右）

　京王百貨店新宿店の7階・大催場で3月15日（木）、「大九州展」が始まった。

【画像】初登場の長崎「つたや総本家」が販売する平戸銘菓「カスドース」

　九州7県（福岡、大分、佐賀、長崎、宮崎、熊本、鹿児島）の老舗や人気の味、焼酎などが集結する同展。会場には86店舗（うち食品は62店舗）が出店する。今回の見どころは、7県からそれぞれ初登場する7つの人気グルメでイートインや実演販売を展開。九州ご当地カレーのイートインや実演販売などを展開するほか、販路限定の芋焼酎「千刻蔵の隠し玉」（鹿児島/若潮酒造）なども並べる。

　福岡からは、豚骨ラーメン発祥の地・久留米の人気店「大砲ラーメン」が初登場。創業以来火を入れ続けるスープ釜に新たなスープを継ぎ足しながら「呼び戻し」という手法で作る濃厚な豚骨スープをベースに、ストレートの自家製中細麺を加え、チャーシューや屋台時代から続くシナチク、ノリ、豚脂の揚げ玉（通称：カリカリ）が入った濃厚な「昔ラーメン」（850円）をイートインで提供する。

　熊本からはウニ専門店「生うに本舗 丸健水産」が、佐賀からは老舗「ふじ川蒲鉾本舗」が初登場。それぞれコロッケを打ち出すことで「新旧コロッケ味比べ」も実現する。「丸健水産」は天草近海で捕れた新鮮なウニを使い、蒸しウニをウニの炊き込み御飯で包んだ「うにぎりコロッケ」（雲丹そ〜す付、5個入り＝1,050円）や、生ウニを閉じ込めたホワイトソースをジャガイモと合わせた「うにコロッケ」（1枚210円）を実演販売。「ふじ川蒲鉾本舗」は魚のすり身に玉ネギやニンジンなどの野菜を加えた昭和初期から販売する名物「魚ロッケの里」（プレーン・カレー、各5枚入り＝945円）を実演販売する。

　大分と長崎は「新旧スイーツ味比べ」を展開。大分からは創作和菓子「花麹菊屋」が初登場。どら焼き生地でカスタードプリンを挟んだ湯布院土産として人気の「ぷりんどら」（4個入り＝672円）や、メープルシロップ風味のバームクーヘンにカスタードプリンを詰めた「ぷりんバーム」（直径13.5センチ＝1,260円）を販売する。長崎からは1502年創業の老舗「つたや総本家」が初登場。卵や砂糖をたっぷり使った一口大のカステラを卵黄にくぐらせ、糖蜜に浮かべ、砂糖をまぶした長崎平戸銘菓「カスドース」（5個入り＝945円）を販売する。

　ほかにも、宮崎からは延岡の老舗すし店「丸寿司」が初登場し、酢で締めた肉厚のブランドサバ「ひむか本鯖（サバ）」を棒ずしに仕立てた「ひむか本鯖寿司」（1,575円）を販売。鹿児島からは「パティスリーヤナギムラ」が初登場し、県産サツマイモ「黄金千貫」をスティック状にし、カカオ含有率52％のビターチョコレートでコーティングした「薩摩チョコンピ」（1箱525円）を販売する。

　九州ご当地カレーでは、3店舗のカレーが食べ比べできるようイートインスペースを開設。佐賀「創ギャラリーおおた」は、28種類のスパイスで1週間煮込んだ中辛ルーと有田の棚田米にチーズをトッピングし、有田焼の器に入れ、オーブンで焼き上げた「有田焼カレー」（1,500円）を提供する。福岡「博多カレー屋 ジロー」は国産豚の豚骨スープに香味野菜、オリジナルスパイスを加えたコクとまろやかな味わいの「とんこつカレー」（945円）を提供。長崎「豊味館」はゲンコツ大の希少な骨付き牛テール肉をほぐれるほど軟らかく煮込み、スパイスと玉ネギで仕上げた「牛テールカレー」（1,260円）を提供する。

　会期は今月21日（水）まで（最終日は15時閉場）。

京王百貨店新宿店