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マカロン風どら焼き「どらロン」5種類

　東武百貨店池袋店が老舗和菓子店「梅園」、女性客と共同開発した進化系どら焼きの販売が5月22日（水）、地下1階の特設会場で始まる。

【画像】池袋東武×梅園×女性客コラボによる、ワッフル風どら焼き

　「女子会に持って行ける、ちょっとした驚きのあるプチプレ（ゼント）」をテーマに開発した同商品。誕生したのは、マカロンのようにカラフルな「どらロン」と、3種類の餡（あん）を挟んだワッフル風「どっフル」の2種類。

　「どらロン」は、生地にストロベリーやレモン、オレンジ、ブルーベリー、メロンの5種類のフルーツ果汁入りようかんをまとわせ白餡（しろあん）を挟んだ直径約4センチのミニどら焼き。しっとりとしたどら焼き生地と餡、フルーツようかんの意外なハーモニーが楽しめるのが特徴。パッケージも女性へのプレゼントを意識し、マカロン風に仕上げた。価格は5個入り840円。

　「どっフル」はもっちりした生地で、ブルーベリー餡、コーヒー餡、新ショウガ餡を、それぞれ挟んだワッフル風のどら焼き。ブルーベリー餡にはブルーベリーのドライフルーツを加え、さわやかな風味が、コーヒー餡には焙煎（ばいせん）したコーヒーの香ばしい香りが、新ショウガ餡にはおろしショウガを加えピリッとした辛みが、それぞれ加わっているのが特徴。個包装で、価格は1個179円。パッケージは専用ではないものの、無料で各種大きさの箱を用意する。

　カジュアルギフトとして需要が高まる「手土産」強化から持ち上がったという今回の企画。参加した女性客は10〜70代の6人で、今年1月に始動。4月半ばまで2カ月弱の期間を費やした。会議には女性ならではの活発な意見が飛び交い、参加した全員が商品開発の過程を楽しんだという。

　コラボ企画に関して、「われわれもびっくりするほど斬新なアイデアが飛び出し、試行錯誤を重ね、全員から太鼓判を頂ける商品が完成した」と振り返る池袋東武営業政策部プランナーの大竹さん。今後も「お客さまとの情報交換を通じて、さまざまなご要望やご提案を反映し、今までにない独創的な発想でのオリジナル商品開発を続けていく」と、次回は秋以降に始動し、来年春ごろの発売を目指すという。

　これまで「バームクーヘン」「ラスク」など洋菓子でのヒット商品はあるものの、「今でも親しまれている和菓子で健康志向も踏まえた商品開発を」という池袋東武の意向を受けコラボ企画に参加した「梅園」も今回のような取り組みは初めて。池袋東武同様、斬新なアイデアに驚いたという。「お客さまの声から『新しい梅園』を感じていただける商品が生まれた。これまでの梅園ファンにも、新規のお客さまにも、『かわいさをまとった老舗の味』を感じていただけるのでは」と同社取締役の清水貴司さん。

東武百貨店池袋店〜お客様モニターによる商品開発プロジェクト東武百貨店池袋店