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玄米のグラノーラ（左から、メープル、ココナッツ、みそ）

　米のセレクトショップ「菊太屋米穀店」が8月1日（金）、米屋ならではのこだわり玄米を使った新商品「玄米のグラノーラ」の販売を始める。圧力で膨らませた玄米をベースに、一般的なグラノーラに用いるオーツ麦やドライフルーツ、ナッツなども加え、軽い食感の食べやすい商品に仕上げたという。

　健康食として人気を集める玄米だが、店頭では「チャレンジしたけどおいしく炊けなかった」「炊くのが難しく面倒」などの声も多いという。そこで健康や美容を意識した人に人気の「グラノーラ」に着目し、「玄米をもっとおいしく、楽しく、食べやすく」をコンセプトに開発したのが同商品。原料となる玄米には新潟県魚沼産の希少な有機栽培米を使う。

　味わいは3種類。メープルシロップでやさしい甘みに仕上げた「玄米のグラノーラ メープル」は、3種類のナッツ（パンプキンシード、アーモンド、クルミ）と5種類のドライフルーツ（アンズ、パパイア、マンゴー、パイナップル、レーズン）にシナモンの香りがアクセント。ココナツの甘い香りが特徴の「玄米のグラノーラ ココナッツ」は、沖縄産黒糖のコクのある甘さにドライフルーツの酸味がマッチし、コーンフレークやババナチップのサクサクした食感をアクセントにした。「玄米のグラノーラ みそ」はみそ味をベースにし、ちりめんじゃこやかつお節にホウレンソウが入った甘くないグラノーラ。豆乳をかけて食べるほか、食感のアクセントとしてサラダや冷ややっこのトッピングなど料理におすすめだという。

　内容量は、「メープル」「ココナッツ」＝200グラム入り、「みそ」＝180グラム入り。価格は全て972円。

　5月下旬、伊勢丹新宿店の食品売り場で「新朝食スタイルの提案」として先行販売を行った同ブランド。「玄米を使っている点に関心を持つ方が多く、想像していたよりも反響が大きくて驚いた。玄米を圧力で膨らませ軽い食感に仕上げていることから好評を頂き、プロモーション販売後も問い合わせが多かった。中でも甘くないみそ味は料理への活用法を提案すると、朝食用にメープル味やココナツ味を、料理用にみそ味をと、複数買いの方も」と振り返る広報担当の石川浩代さん。「朝食ではご飯離れが進んでいるが、『玄米のグラノーラ』でもう一度朝食にコメを食べるという流れができるとうれしい」とも。

　伊勢丹新宿店、西武池袋店、松坂屋名古屋店、大丸梅田店、大丸心斎橋店、あべのハルカス近鉄本店の同ブラド直営店で取り扱うほか、同ブランドオンラインショップでも販売する。

菊太屋米穀店