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富士山を約24万分の1に縮小した、4種のフルーツの味わいの「富士山ミニチュアフルーツゼリー」（メリーチョコレート）

　小田急百貨店新宿店の本館地下2階とハルク地下2階の食品売り場で現在、「夏のてみやげ」が特集され、売れ行きが好調だという。

【画像】牛肉つくだ煮を練り込んだ「大人のおつまみ・おやつ」

　7月上旬から特集を始めた同店。リーフレットを配布し、「東京ブランドの人気の味」「富士山スイーツ」などを切り口に好適品を紹介したところ、掲載商品を中心に人気を集め、配布から約1カ月たった現在も売り上げは前年比プラスで順調に推移しているという。

　年間を通じて「ちょっとした心遣い」が感じられるギフト需要の高まりから、帰省土産だけでなく幅広い用途で商品を購入する人が増え、「ここ数年の夏の手土産に関して全体の売り上げは右肩上がり」と同店。

　商品内容も、ゼリーや水ようかん、焼き菓子といった定番の詰め合わせ商品が売れ筋だった数年前に比べ、近年では家族の人数の減少から少量タイプの詰め合わせで、価格も1,000円未満や1,000円台の「プチプライスギフト」の需要が高くなっている。顧客の嗜好（しこう）の変化に伴い、贈る側・贈られる側双方の満足感を大切にしたこだわり商品を選ぶ傾向を踏まえ、リーフレットでは商品の提案を強化した。

　注目は、「メリーチョコレート」が販売する、富士三世界遺産登録1周年記念で作られた「富士山ミニチュアフルーツゼリー」（20個入り＝1,080円）。コラーゲン入りのフルーツゼリー（オレンジ、ストロベリー、マスカット、グレープ）に、冠雪をイメージしたヨーグルト風味のゼリーをあしらったもの。通常は羽田空港や関東のサービスエリア、東海の土産店でしか販売していない商品を今回特別に取り扱う。

　「銀座あけぼの」は、サクサクとした軽い食感の揚げおかき「不二ひとつ」（583円）を販売。小袋には揚げおかきに加え、雪をいただく富士山に見立てた煎餅が1枚ずつ入る。

　「浅草今半」は牛肉つくだ煮を練り込み、甘さ控えめに仕上げた「牛肉佃煮入ビスケット」（10枚入り＝756円）を販売。ショウガと割り下の風味が、酒のつまみとしても合うという。

　ほかにも、「とらや」の和の果物を使った涼菓子をはじめ、「ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ」の夏限定ジュレとウエハースのセット、「コロンバン」の焼きチョコレートなど、老舗から東京ブランド、季節限定品まで、見た目や話題性に富み「コミュニケーションツール」となりそうな商品を販売する。

　期間は8月19日（火）まで。

「銀座あけぼの」の、富士山に見立てた煎餅入り揚げおかき（関連画像）小田急百貨店新宿店