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同展初登場の「銀座寿し利」がイートインで提供する「江戸前にぎり」（※画像はイメージ）

　阪神梅田本店8階催場で7月15日（水）、人気催事「大江戸技くらべ味くらべ」が始まった。

【画像】「銀座 木村屋総本店」の看板商品

　職人の技が光る江戸の民芸品をはじめ、「神田明神さま遷座400年」を記念して5月に行われた神田祭にちなみ、神田明神が作品の中に登場するアニメ「ラブライブ！」とのコラボグッズなどを販売する中、3回目となる今回は初めて「江戸の食」に注目。東京で親しまれている老舗・名店の味を取りそろえた。出店数は約28店（うち食品は9店）。

　江戸前ずしでは「銀座寿し利（すしとし）」が初登場。脂が程よくのったマグロをはじめ、旬の新鮮なネタを使い、江戸前ならではの「仕事」を施した握りずし8貫と卵焼きを盛りつけた「江戸前にぎり」（1人前2,160円）をイートインで提供する。

　1869（明治2）年創業の「銀座 木村屋総本店」も出店。日本独自の、米と麹（こうじ）と水から作られた発酵種「酒種」酵母を使った「あんぱん」は、創業当初より親しまれている伝統の味。創業者の木村安兵衛が世界で初めて考案し、明治天皇に献上したという。店頭では定番商品を詰め合わせた「酒種あんぱん五色」（白・桜・けし・うぐいす・小倉入り＝810円）を販売する。

　大正末期の創業以来、80年以上の歴史を誇る築地の卵焼き専門店「丸武」は、卵焼き職人がふっくらと甘めに焼き上げた厚焼き卵「築地江戸前玉子焼プレーン」（1本996円）を実演販売する。

　1906（明治39）年創業の和菓子店「花園万頭（はなぞのまんじゅう）」は、粒の大きさも厳選した北海道産大納言の姿を崩さず、職人が4日間かけてじっくりと蜜付けし仕上げた代表銘菓「ぬれ甘なつと」（1袋540円）を販売。しっとりと豆芯まで上品な甘味の甘納豆は、「とろけるような味わい」が特徴。

　浅草下町にある1854年創業の甘味専門店「梅園」は、夏にふさわしい「あんみつ」「豆かん」（各480円）を販売する。

　七味唐辛子で知られる浅草「やげん堀」は1625年創業。唐辛子や黒ゴマ、サンショウ、陳皮、麻の実、ケシの実など味だけでなく漢方からもヒントを得たという「七味唐辛子」（30グラム入り540円）や「一味唐辛子」（25グラム入り540円）のほか、縁起物とされる瓢（ひさご・ひょうたん）型などの木製容器も販売する。

　会期は今月21日（火）まで（最終日は17時閉場）。

阪神梅田本店