新宿小田急で「熊本地震」復興応援フェア−県産品200種一堂に

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新宿小田急で「熊本地震」復興応援フェア−県産品200種一堂に

（2016年05月17日）

阿蘇健康農園が販売する「野菜で作ったラスク」

　小田急百貨店新宿店の本館1階特設会場で5月16日（月）、「平成28年熊本地震」の復興に向けた支援活動の一環として、県内6社が出店し地域産品を販売する物産展「くまもとTASUKIプロジェク熊本復興応援フェア」が始まった。

【画像】老舗「フンドーダイ」の新ブランド「九州kitchen」の商品

　被災地では現在もなお多くの人が避難生活を余儀なくされている。田畑の被害から作物を出荷できない多数の生産者をはじめ、建物の倒壊、機材の破損により本震から1カ月たっても営業再開の見通しが立たない県内メーカーや飲食店も数多く存在。仮に営業が再開できたとしても、多くの県民が被災し、観光客激減で集客も難しい状況だという。

　こうした状況の中、飲食店やメーカー、生産者を元気づけるため今回のフェアを企画したのが「くまもと TASUKI プロジェクト」だ。同プロジェクトは熊本県内の企業32社が集まり、「熊本地震」で被害を受けた地元事業者の再建支援を行うため始めた取り組み。熊本県の食を中心とした商品をとりまとめ、物販・催事イベントなど熊本の地域産品が生かせる機会づくりを通して、県内事業者への還元と雇用維持へつなげることを目的としている。

　同店もこの取り組みに賛同。フェア開催の場を提供するとともに、商品の販売機会を提供することで熊本県の企業の復興を支援する。

　会場には、銘菓「月下の熊本城」（清正製菓）をはじめ、「野菜で作ったラスク」（阿蘇健康農園）、「手延べ九州野菜そうめん」（肥後そう川）、「岳間の米（ヒノヒカリ）」（吉平物産）、「阿蘇の赤牛カレー」（イケダ食品）、「阿蘇高菜」（菊池食品）などの和洋菓子、麺類や調味料に加え、「ユニックス」のくまモングッズなど約200種類を取りそろえ販売。

　会期は今月31日（火）まで。

しょうゆとみその老舗「フンドーダイ」の人気商品（関連画像）小田急百貨店新宿店