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リニューアルオープンする新・和洋菓子売り場（イメージパース）

　小田急百貨店新宿店の本館地下2階和洋菓子売り場が10月5日（水）、リニューアルオープンする。リニューアルは2003年以来13年ぶり。

【画像】天乃屋×小田急による小田急オリジナルブランド

　年間を通じてギフト需要が高まっていることを受け、今回のリニューアルでホームパーティーの手土産や職場への差し入れなどにふさわしい和洋菓子を強化。全42店舗が出店する中、「感度の高い」（同店）11店舗を新規導入し、既存の31店舗もリニューアルする。売り場面積は560平方メートル。

　「以前よりもお客さまの目が肥え、これまでのような品ぞろえでは、という思いがあった。ちょっとだけクラス感をアップし、『おしゃれで感度が高いのに、親しみやすくギフトにもぴったり』な商品をそろえる」と同社広報担当の蛭田晶恵さん。さらに、「例えば、ほかのエリアで人気のスイーツや注目されているスイーツを『東日本初』『新宿初』で誘致する、米菓メーカーとコラボし小田急限定ブランドを作るなど、これまで以上に充実した売り場にする」と意気込む。今回のリニューアルを通じ新規客の取り込みを図り、売上げは前年比110％を目標にする。

　新規導入する洋菓子ブランドは6店舗。仏ブルターニュ地方の伝統菓子ガレットやマドレーヌなどを店内厨房で作り提供する焼き菓子専門店「ビスキュイテリエ ブルトンヌ」（東日本初）をはじめ、北海道産の生乳を使い独自の製法で仕上げる人気商品「堂島ロール」などを取り扱う「パティスリーモンシェール」（新宿地区初）、素材にこだわり、昔ながらの手焼き製法で焼き上げるバウムクーヘン専門店「クラブハリエ」（新宿地区初）、最高級のカカオを絶妙なバランスでブレンドすることで生み出されるチョコレートを展開するパリの最高級チョコレート専門店「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」（新宿の百貨店では初の常設店）が登場。焼きティラミスなどイタリアンテイストのスイーツを展開する「シーキューブ」、チーズケーキなどニューヨークテイストのスタイリッシュなスイーツを展開する「グラマシーニューヨーク」。

　新・和菓子ブランドは5店舗。加賀・能登の食材を使った和洋折衷の菓子を展開し、九谷の絵付け職人が手描きする白い豆形のパッケージに入った豆菓子が人気の「まめや金澤萬久」（新宿地区初）をはじめ、黒糖バウムクーヘンや黒糖蜜まんじゅうなど、沖縄県産の黒砂糖にこだわった菓子を展開する「九六一八（くろいちや）」（新宿地区初）、餡（あん）にこだわり、四季に合ったさまざまな餡菓子を展開する「菓匠 清閑院」（新宿地区初）、代表銘菓「千寿せんべい」など伝統と新しさの融合をテーマにした京菓子を展開する「京菓子處 鼓月」が出店する。

　今回小田急限定ブランドとして、「歌舞伎揚」で親しまれている米菓メーカー天乃屋とのコラボにより、これまでに無かった新しい歌舞伎揚を提案する「かぶきあげTOKYO」も登場。しょうゆと食感にこだわった高級タイプと、若い女性を意識しフレーバーを施した一口サイズのプチタイプの2種類を展開する。

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