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「新生シブヤ西武」A館地下1階に新設する「グルメマルシェ」のイメージパース

　西武百貨店は2月8日（木）、都内で記者発表会を開催し、現在改装準備を進めている「シブヤ西武」のリニューアルに関する具体的な内容を発表した。

　シブヤ西武地下食品売場の全面リニューアルは2001年9月末以来。B館地下１階にあった売場をクローズし新たにA館地下１階に新設、コンパクトながら「高質顧客」のためのグルメ専門売り場「グルメマルシェ」として登場。日本初登場や百貨店初登場のショップを含め、国内外のこだわりの味などを集め総店舗数90店を取りそろえ、専門的な知識を持った販売員（=アドバイザー）を増強し「専門的かつ最上級のおもてなし」を提供するという。

　売り場は、1つの「市」と2つの「座」、3つの「街」、4つの「通り」で構成される。「市」は築地中央卸売市場の老舗仲卸による鮮魚の直売を行い、創業明治元年の近海高級魚に強い「尾辰商店」やマグロ専門仲卸「堺峰」などがこだわりの鮮魚を提供。

　「座」では、京都老舗茶舗「福寿園」が日本茶や東京の老舗和菓子店「花園万頭」の銘菓、「福槌」の茶巾寿司を一度に楽しめる「茶席座」と、「尾辰商店」の食材を使った「暗闇坂宮下」プロデュースによる「煮売屋 宮下」や、高級フレンチ「シェ松尾」のイートインをそろえる「食楽座」が登場。

　「街」には、銀座のすしの名店「久兵衛」や大阪・小鯛雀鮨「すし萬」、下関の料亭旅館「みもすそ川別館」などが並ぶ「特選ギフト街」と、日本初登場となるイタリア・ボローニャで評判のサルメリア・ビストロ「タンブリーニ」やフランスのM.O.F.（フランス国家最高職人）を2部門で受賞したフランス菓子界巨匠のスイーツショップ「イヴ・チュリエス」などグルメショップが並ぶ「ヨーロピアン グルメ ブティック」、岡山・倉敷にある食品セレクトショップ「平翠軒」の森田社長監修による「おいしいものブティック」や高級昆布専門店「奥井海生堂」、つきたて米の「菊太屋」など高質で専門性の高い各種食材専門店を集積した「蔵の街」が登場。

　「通り」には、ニューヨークの高級住宅街にあるパティスリー＆ビストロ「パイヤール」やパリの「ピエール・エルメ・パリ」など有名パティスリーが並ぶ「パティシエ ショコラティエ ストリート」のほか、「おやつ菓子」「おかず横丁」「ごはんごよみ」のストリートが登場する。

　西武百貨店の大?文明社長は会見で、「ライフスタイルがすでに構築されている大人の、高質を求める顧客を対象に、次の時代のライフスタイルを提案し、感じ取り、支援してもらえるよう目指す。そのためマーチャンダイジングだけでなく人としてコミュニケーションを高め、商品知識、接客などきめ細やかなサービスで対応し、深く密な関係を作っていきたい」と語った。

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