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ショップでは、「サロン・ド・井筒屋 U」とは異なる商品（松屋銀座限定）も取りそろえ販売する

　フランス屈指のパティシエ＆ショコラティエのクリスチャン・ヴォーティエさんのオリジナリティーあふれるスイーツを展開する「クリスチャン・ヴォーティエ ル・コンセプト」が12月4日（木）、松屋銀座の地下1階洋菓子売場にオープンした。

　ヴォーティエさんは、パリのインターコンチネンタル・ル・グランドホテルのシェフパティシエを経て、高級住宅街16区にある1827年創業の老舗パティスリー「ボワシエ」の再建に顧問として参画。チョコレートやマロングラッセなどを通じて老舗を新たによみがえらせ、現在ヨーロッパ有数のチョコレートメーカーのコンサルタントも手がけるなど幅広く活躍している。

　ショップは、地下鉄連絡口近くに位置し、「ジャン・ミエ」「キャンティ」が並ぶ一角に出店。ヴォーティエさんのショップは日本のみに存在、博多リバレインの「サロン・ド・井筒屋 U」に続く2号店目で、東京では初めての常設店となる。同店和洋菓子担当の始閣理子バイヤーは「ヴォーティエさんの菓子に対する感性や素材の組み合わせの妙は魅力的で、菓子の世界観を松屋銀座で実現してほしいと思った」と出店のきっかけを述べた。

　「フランスの伝統菓子をモダンなテイストに仕上げ、パリのエスプリを感じさせるほかでは手に入らないプレミアム感のある商品を展開する」と話す始閣バイヤー。店頭には、フランス直輸入のチョコレートやマロングラッセ、トフィー（キャラメル）、フルーツゼリーに加え、ヴォーティエさんのレシピによるフレッシュケーキやマカロン、焼き菓子などが並ぶ。博多の店舗とは異なり、一部を除いて松屋銀座だけで販売する菓子も多いという。

　チョコレートは、ハチミツにこだわった「栗の木のハチミツ」（284円）や「ラズベリー＆バルサミコ」（284円）などのガナッシュ、「塩の花」（315円）や「セサミ」（315円）などのプラリネ、スリムバーやオレンジピールなど約20種類を展開し、ギフトボックスも用意する。そのほか、「マロングラッセ」（1粒735円）をはじめ、フルーツ果汁を閉じ込めたジューシーで濃密な味わいが特徴のフルーツゼリー12種類（189円〜）、和の素材「黒砂糖」「抹茶」も取り入れた口どけと香り、濃厚な味わいが特徴のトフィー（キャラメル）8種類（189円〜）も扱う。

　フレッシュケーキは、定番の「オペラ」「モンブラン」「フレジエ」に加え、「ロンシャン」「パンデピスと紅茶のケーキ」「リヴ・ゴーシュ」「リヴ・ドロワ」などのチョコレートケーキ、花の香りやスパイスを生かした「ヴィオレット」など11種類が並び、494円〜578円で販売。始閣さんは「見かけはシンプルだが、食感や香り、味わいのハーモニーなど隅々まで計算して作られたヴォーティエさんのケーキは多くの人に味わってほしい」とアピールする。

　カラフルで素材の組み合わせの妙が楽しめるマカロンは、「チョコレートパッション」「ラズベリーチョコレート」「ストロベリーバルサミコ」「ユズ」など10種類のフレーバーを展開し、価格は1個231円〜。5個入り（1,260円）や7個入り（1,785円）も用意。

　松屋銀座のオリジナルとして展開する「クラシック＆モダン」な焼き菓子も注目。アルザス地方の伝統菓子「パンデピス」（八角スパイスの効いた独特のパウンドケーキ）を、ドライフルーツやチョコレート、スパイス、花の香り、季節のフルーツなどを使いアレンジ。そのほか、塩気のあるサブレや野菜を使ったサブレも展開し、銀座の手土産としてギフトボックスも各種用意する。

　ヴォーティエさんは菓子の味だけでなく「パッケージでも魅せる」ことを目指し、従来のパティスリーにはないビビットな色の組み合わせで表現。好みのチョコレートやゼリー、トフィーなどを無料ボックス（SSサイズ〜Lサイズ）に詰め合わせできるサービスも取り入れる。

　今後は、アイテムによってシーズンごとに味わいを変えていくほか、シュー生地に特徴を持たせたエクレアを開発中だという。ホールケーキも展開予定。

フランス直輸入のチョコレートとアソートボックス各サイズ（関連画像）カラフルなマカロンやマロングラッセなど（関連画像）松屋銀座オリジナルの焼き菓子（関連画像）松屋銀座