デパチカドットコム

巷には、数えきれないほどの様々なショップが存在します。みなさんにもお気に入りが、ひとつふたつお有りだと思います。まあ「ご贔屓のお店」ということになりましょうか。「ご贔屓とは、なんぞや」という能書きを、少々たれさせていただくとすれば、私にとっては「心のこもった、五感（視覚・味覚・嗅覚・触覚・聴覚）に響く美味しいものを、常に提供し続けてくださるお店」ということになるかと思います。あまりにも簡単に言ってしまいましたが、この「常に、提供、し続ける」ということ、実は、とっても難しい気がします。人間（特に私）は、わがままで、勝手で、欲深いイキモノです。「いつも変わらない味を・・・」なんて言っておきながら、変化がなければ飽きてしまったりする。だから、飽きさせないための何か、そう、「サプライズ」。これを発信し続けてくれるということも、欠かせない条件だったりするわけです。さて今回は、そんな私の「ご贔屓のケーキショップ」をご紹介させていただくことにいたしましょう。

　この洗練されたデザインのケーキ、名古屋市西区に本店のある「REGNIE（レニエ）」というショップのものです。見ているだけでも、とってもしあわせな気分になってしまいますよね。REGNIEには、常時40種類以上のケーキが並んでいて、毎回どれにしようかと、ショーケースの前でしばらく悩んでしまうほどです。

　悩みに悩んだ末、今回私がチョイスしたものをご紹介しますと、手前中央から、ねっとりとした不思議な食感のチョコレートケーキ「ブーション」、後方左より、さっぱりなのにコクがある「マンハッタンチーズケーキ」、生クリームたっぷりの「中津川モンブラン」、最後に、秋限定「いちぢくのタルトソバージュ」の4種類です。REGNIEのケーキの特徴は、見た目の美しさと、その見た目を裏切ることのないお味。そして、どのケーキ（作品）も、ひとつひとつ丹念に、心をこめて作られているということです。スポンジも、クリームもとっても美味しいのに、デコレーションのフルーツがいまひとつで、がっかりした経験って、ありませんか？ここREGNIEは、違います。ケーキひとつひとつの、隅の隅まで（お宝鑑定団の、中島誠之助先生のお言葉を借りるなら）いい仕事をされております。REGNIEのオーナーはじめ、パティシェのみなさん方の「美味しいものを作り、お客様に喜んでもらいたい。」という気持ち、そのものです。

　その数あるケーキの中でも、最近私のイチオシが、この「いちぢくのタルトソバージュ」です。「タルトにいちぢく？！」と、驚かれたのではないでしょうか？実は、私もそのうちのひとりでした。しかし、しかし。これが、これが。絶品なのであります。今回も、しっかり「サプライズ」させられてしまいました。みずみずしく糖度の高いいちぢくと、とろけるようなマスカルポーネクリーム。アーモンドタルトのサクッとした心地よい歯ざわりもたまりません。この「サクッ、トロッ、ジュワ。」の三重奏。絶妙のハーモニーとは、まさしくこのことです。

このREGNIEですが、現在、ジェイアール名古屋高島屋B１に「REGNIEリブゴーシュ店」として出店されております。名古屋にお越しの際は、ぜひこの美味しさを、みなさんの五感で味わってみてください。と、いっても、なかなか名古屋に来る機会がないという方のため、REGNIEでは、ONLINE SHOPも開設されており、焼き菓子については、地方配送もしてくださいますので、どうぞお試しください。

名古屋市西区にある、お菓子屋「REGNIE（レニエ）」
http://www.regnie.jp/top.htm




最後に。REGNIEオーナーのお言葉をご紹介させていただきたいと思います。
「僕のお菓子の向こう側に、しあわせがありますように・・・」
その温かいお気持ちも、REGNIEの隠し味となって、人々の心を掴んで離さないのでありましょう。縁は異なもの、味なもの。名古屋転勤がなければ、私たちがREGNIEのケーキとめぐり合うことは、なかったかも知れません。夫の転勤に感謝しなければ・・・。



■maeよぴ
足立区生まれ、足立区育ち。テリトリーは上野・浅草・日本橋。下町をこよなく愛す1児の母。最近は夫の転勤で、名古屋におります。