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大丸東京店内「パン屋大賞」で1位を受賞した、銀座木村家「銀座クリームパン」

　大丸東京店は、同店に出店するベーカリーショップのスタッフの投票で決める「パン屋大賞」選考会を行い、大賞を受賞した1位〜5位のパンを7月20日（水）より、地下1階ほっぺタウン「ポール・ポキューズ」前で展示・発表し、各売り場で販売する。

【画像】大丸東京店内で実施された選考会

　「異なる特徴を持つベーカリーブランドが出店し、その商品も多彩なことから、東京駅直結の当店では自家需要、手土産やギフトに加え、列車内での利用などパンを購入するお客さまが多い」と同店PR広報担当の榎本陽子さん。各店の商品を合わせるとかなりの数となり、選ぶのに迷うほど。そこで、「本屋大賞」に倣い、「そもそもどのパンが一番おいしいのかをプロの目で選んだらどうかということが形となり、選定へと実現したのが今回の賞」と振り返る。

　選考会は5月に行われ、「ポール・ポキューズ」「銀座木村家」「メゾンカイザー」「カーラ・ラウレリア」「PAUL」の5店舗から定番商品をそれぞれ10種類選び、全50種類が対象。5店舗のスタッフ総勢40人が参加しパンを試食、点数を付け、得点の高かったパン5種類を選び「パン屋大賞」とした。

　「ベーカリースタッフの方にとって、ほかのブランドのパンを評価することはあまりない機会で初めての試みだったが、前向きに真剣に取り組んでもらえた」という。

　結果は、1位＝「銀座木村家」の生地にも皮にもクリームにもメロンピューレを入れた果実感と、皮のサクサク感がポイントの「銀座クリームメロン」（216円）。2位＝「ポール・ボキューズ」のローストマカダミアンナッツをフランスパン生地で包んだパンで、焼く前にぬる、塩×オリーブオイルもポイントの「塩マカダミアン」（194円）。3位＝「カーラ・アウレリア」のきび黒蜜と五穀入りのフランスパン生地で、朱鞠（しゅまり）小豆や素焚糖（そだきとう）を使った特製餡（あん）を包んだ「五穀あんぱん」（216円）。4位＝「銀座木村屋」のサクサクのパン粉が付いたソフトフランス生地の中にとろけるカレーフィリングを入れて白焼きに仕上げた「とろけるカレーナン」（270円）。5位＝「メゾンカイザー」のアーモンドクリームとオリジナル発酵バターの風味が広がる、一番人気の「クロワッサンオザマンド」（356円）。

　「今回のことで5店舗が競合し、相乗効果となってパンの売り上げが伸びてほしい」と期待を寄せ、「パン好きの方に、今回の結果を参考に購入いただければ」と榎本さん。

　「ポール・ポキューズ」前での展示・集積販売は8月16日（火）までだが、商品はその後も各店で取り扱う。

「パン屋大賞」2位、3位を受賞したパン（関連画像）「パン屋大賞」4位、5位を受賞したパン（関連画像）大丸東京店