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初登場、有職（ゆうそく）料理の名店「萬亀楼」が販売する松花堂弁当「都の春」

　そごう横浜店8階催会場で3月7日（水）、春の京都グルメと工芸品を集めた「京のみやび 京都老舗の会」が始まった。

【画像】初登場「京料理 濱登久」のイートインメニュー

　33回目となる同展。会場では、春の食材を盛り込んだ「瓢亭」「菊乃井」「菱岩」の弁当や「鶴屋吉信（吉の字は土に口）」の春らしさあふれるそごう横浜店限定上生菓子、日本茶専門店「一保堂茶舗」の京都地区限定販売の抹茶などを販売する115店舗（工芸品を含む）が出店。普段はなかなか手に入らない「川端道喜」「嘯月」「塩芳軒」など老舗の銘菓を日替わりで販売する「直送便特別販売」も行う。

　今回は老舗や名店の新しい味に注目。宮中の生間（いかま）流式を継承する有職（ゆうそく）料理の名店「萬亀楼」が初登場。春の食材を盛り込み現代風に仕立てた料理を盛り合わせた松花堂弁当「都の春」（4,320円、各日限定20点）を同9日（金）〜11日（日）の期間限定で、各日16時より販売。

　京都の老舗フレンチ「開晴亭」は、骨切りしたハモのカツのうま味をタルタルソースが引き立てる「瀬戸内産鱧のカツサンド」（6切れ入り＝1,080円）を、「鯖姿寿司」で有名な老舗「いづう」は厚焼き卵、しいたけ、かんぴょう、三つ葉をのりで巻いた「太巻き寿司」（8貫＝3,024円）を、それぞれ初出品する。

　京都の老舗和菓子店「亀屋良長」プロデュースの「サトミフジタ バイ 亀屋良長」は、フランスでシェフパティシエ経験を持つ藤田怜美さんが手掛ける、2種類のキャラメル（ショコラキャラメル、プラリネアーモンドキャラメル）にようかんを合わせ、甘さも食感も軽やかに仕上げた「かるめる」（チョコレート、プラリネアーモンド各1個、計2個入り1,620円）を初出品。

　イートインには、創業90余年の料亭「京料理 濱登久」が初登場。料亭が手掛ける京のおばんざいを彩り良くプレートに盛り合わせ、ちりめんさんしょうのご飯や吸い物をセットにした「おばんざい」（1プレート1,620円）を提供する。

　京あめの「祗園小石」がプロデュースするも甘味処もイートインに出店。抹茶と木イチゴのティラミスを重ね層に仕立てた2018年版の「舞妓はんのお気に入りパフェ」（1,300円）を初めて提供する。甘酸っぱさから濃厚、爽やかさと、層によって異なった風味型の占める春色パフェだ。

　そのほか、イートインコーナー「京洛茶屋」では、「晦庵 河道屋」の「鴨なんば」（1,001円）をはじめ、「文の助茶屋」の桜アイスクリームやわらび餅を盛り付けた桜パフェや白玉あんみつ、「亀屋粟義」のみたらし団子、「とり松」の網野名物ばらずしなどを提供する。

　会期は同13日（火）まで（最終日は17時閉場）。

「祗園小石」の春パフェ（関連画像）「鶴屋吉信」がそごう横浜店限定販売する春の生菓子（関連画像）そごう横浜店