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日本橋三越本店限定生菓子（左上：榮太樓總本舗「乙女の恋心」、左下：両口屋是清「心ときめき」、右上：なごみの米屋「ハートの贈り物」、右下：丸芳露本舗 北島「黄水仙」）

　日本橋三越本店本館7階催物会場で2月27日（水）、全国の和菓子を一堂に集める恒例の和菓子イベント「全国銘菓展」が開催された。

【画像】スペシャルカウンターで楽しめる和菓子とコーヒー

　今回は「桃の花咲くころ 逢いましょう」をテーマに、恋愛の感情を表現したさまざまな和菓子を展開。「和の素材とおいしさ」をベースに華やかな和スイーツや伝統的な和菓子など、多彩な日本橋三越本店限定品も含め約30店の和菓子を取りそろえる。

　日本橋三越本店限定商品では、老舗「榮太樓總本舗」が、「甘酸っぱい恋心」をイメージしたいちご餡（あん）をベールのような錦玉かんで巻き、「芽生えた恋」のさまざまな思いをハートで表現した上生菓子「乙女の恋心」（486円）を販売。

　「京菓匠 鶴屋吉（土に口）信」は、ピーチピューレと白餡で仕上げた桃餡をやわらかな外郎生地で包んだラブレターをハートで封をした「愛のことづて」（486円）を、「両口屋是清」は水色と白のこなし生地で白小豆のこし餡を包み、5色の練り薯蕷と金箔（きんぱく）を飾り、花束に託された甘い恋の始まりを表現した「心ときめき」（432円）を販売する。

　「なごみの米屋」は、フリーズドライイチゴをまぶし「情熱」を表現したハート形の菓子で、イチゴ風味のようかん、錦玉かん、白ようかんの3層仕立てにした「ハートの贈り物」（1,201円）を、「丸芳露本舗 北島」は、黄色い水仙の花ことば「もう一度愛してほしい」「私の元へ帰って」から、切ない恋心を雲平製の甘い干菓子で包んだ「黄水仙」（3個＝810円）を、それぞれ販売。

　会場には「丸山珈琲」のスペシャルカウンターを開設。「和菓子とコーヒーのおいしいペアリング」として、好みの和菓子と香り高いコーヒーの新たなハーモニーが楽しめるようにする。同3日（日）14時からは、「丸山珈琲」丸山健太郎さんによるセミナーも行う。

　会期は3月4日（月）まで（最終日18時閉場）。

日本橋三越本店〜第73回 全国銘菓展