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東武池袋店−「団塊リタイア族」が育てたワイン販売
（2007年04月04日）
東武百貨店池袋店は4月1日（日）より、リタイアした団塊世代のサラリーマンたちが育てたワイン「鳥居平（とりいびら）の夢」の限定販売を、地下1階のワイン売場で開始した。
農家の高齢化や後継者不足から耕作放棄された農地の増加が全国的に問題となっている今、ワインの名産地である勝沼の一等地「鳥居平地区」の一角にあるぶどう農園も、栽培環境はそろっているもものの、傾斜がきつく作業が困難なことから耕作放棄されていた。この農地を、早期リタイアした団塊世代の元ビジネスマンやリタイア予備軍のサラリーマンを中心とした約15人がボランティアで復活させた。
農地面積は約6,000平方メートル。2002年にぶどうの木100本を植樹し、2005年には初めてワインが完成。現在ぶどうの木は800本に増え、去年2006年にはワイン600本を生産するまでに至った。
同ワインを作った団塊世代の一人は「農園の復活は決して楽な作業ではないが、ぶどう園が広がる勝沼鳥居平の風景を愛している」とし、東武百貨店池袋店のみで取り扱うことから「第二の人生、団塊世代の夢が詰まったこのワインを多くの方にぜひ味わってほしい」と話していた。
同ワインは、カベルネ・ソービニヨンとメルローを使った赤ワインで、程よい酸味とソフトな口当たりが特徴。ワインの製造は明和醸造、価格は720ミリリットル＝3,150円。6月から始まる中元商戦にも、このワインが登場する予定。
東武百貨店池袋店
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