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鮮魚売場で販売する阪神の定番鍋で、海鮮具在をボリュームたっぷり乗せた贅沢な「海鮮寄せ鍋」

　阪神百貨店の地下1階食品フロアの各売り場で、11月14日（水）より始まった「阪神の鍋」が好調な動きを見せている。

　寒さが増す11月中旬ごろから毎年行っている同企画は、鮮魚、精肉、鶏肉、豆腐のほか、売り場に出店している各店からさまざまな鍋を展開するもの。今回も「旨鍋」「ミニ鍋」「産地直送鍋」を軸に30種類以上の鍋商品を展開、定番はもちろん、素材や具材の組合せにこだわった個性的な鍋まで人気が広がっているという。

　中でも、一人暮らしや鍋の食べ比べなどで年々需要が伸びていることから「ミニ鍋」が目を引く。鮮魚売場の、ボリュームたっぷり「海鮮寄せ鍋」（1,001円）やウナギとすき焼きの甘いタレとの相性に目を付けた、バイヤー考案のオリジナル「新魚栄」の「うなぎすきやき鍋」（1,260円）をはじめ、豆腐売場の「河内庵キムチ湯豆腐セット」（781円）など、今回も20種類以上の鍋を豊富に取りそろえた。漁獲量が少なく幻の魚と言われる「クエ」を味わえる「クエ鍋」（1,575円）や、高級銘柄で話題のスペイン産イベリコ豚を使った「イベリコキムチ鍋」（683円）といった、ミニサイズながらもぜいたくな鍋も初登場し人気を集めている。

　素材だけでなく食べ方にもこだわった「旨鍋」には高齢化・少人数を考慮し「2人前の鍋」を提案。大根おろしをたっぷりのせた別名「雪見鍋」とも呼ばれる「みぞれ鍋」をテーマに、入荷したての天然鯛を職人が吟味し、調理する「鯛しゃぶみぞれ鍋」（2人前＝5,250円、3日前までに要予約）などを含め4種類を用意する。「産地直送鍋」では黒門市場からその鮮度と目利きを生かして素材にこだわった鍋やカニ専門店「かに道楽」の鍋など9種類の配送を受け付ける。

　同店広報担当の竹下諭さんは「大阪の台所と呼ばれている『黒門市場』の新鮮な素材を使ったさまざまな鍋が登場しているので注目してほしい。定番だけにとらわれず、これから冬まで間（来年の2月1日ごろまで）は個性的なこだわりの鍋をどんどん打ち出していきたい」と意気込みを見せる。

阪神百貨店