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「GINZA Quina（ギンザ・クイナ）」の店頭

　銀座松坂屋の地下1階に12月5日（水）、タコライスの専門店「GINZA Quina（ギンザ・クイナ）」がオープンした。

　同店は、東京・吉祥寺のハモニカ横丁に2006年3月オープンしたタコライス専門店「ハモニカ・クイナ」の初のデパ地下常設店。店主で、「ギンザ・クイナ」の店長でもある大倉野祥史さんの「沖縄での大学時代に食べたタコライスを本土にも広めたい」という思いから誕生した。店名の「クイナ」には、沖縄のやんばる地方にすむ鳥の一種「ヤンバルクイナ」から名付け、「Quick」「Quality」「Quest」の意味もあるという。

　大倉野さんは「タコスの延長のタコライスではなく、タコライスの中でバリエーションをつけ、メニュー開発に取り組んでいる」とし、「時間をとらずに野菜とろっ！」をコンセプトに、ファストフード的な手軽さの中にもヘルシー感にこだわり、「『野菜の採れる弁当』としてタコライスの可能性を追求している」と話す。

　メニューは、「タコライスの中でバリエーションを楽しんでほしい」（同店）ことから、ご飯の上にひき肉にチェダーチーズ、レタス、トマトをのせた本場・沖縄のスタンダードな味を再現した「チーズタコライス」（680円）をはじめ、アボカドをのせた、あっさり＆こってりの一番人気「アボカドチーズタコライス」（780円）、動物性の食材を一切使わず牛肉の代わりに大豆たんぱくを使い、ベジタリアンを意識した「ベジタコライス」（750円）、八丁味噌で和えた煮キャベツに温泉卵をのせた濃厚な味わいの「松坂屋限定タコライス」（880円）の4種類に、月替わりのタコライスとして12月はイタリアンサラダをイメージし、チーズもパルメザンチーズを使った「生ハム＆ルッコラ」（850円）の5種類を展開。

　全メニューに付く別容器のオリジナルサルサソースは、ノンオイルで低カロリー。ほどよく辛いタイプと辛くないタイプの2種類から選べる。同店の月替わりメニューには、サラダ感覚のタコライスを提供する予定。

　大倉野さんは「タコライスを食べるなら『ギンザ・クイナ』とイメージしてもらえるようになりたい。今後は洋風どんぶり的なタコライスも作ってみたいし、サイドメニューやデザートも考えている」と意欲を見せる。

銀座松坂屋