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リニューアルした松屋銀座地下1階「弁当・惣菜売場」売場。

　松屋銀座地下1階の「弁当・惣菜売場」が4月18日（金）、リニューアルオープンし、ランチタイムや夕方以降はOLやビジネスマンをはじめ、来店客で連日にぎわっている。

　今回の改装では、ランチ時には銀座界隈のOLやビジネスマンなどでにぎわう売り場だけに、「和惣菜売場」と同様に天井を天窓風に仕上げ、リズムあるデザインにすることで明るい印象を持たせた。さらに、「出来たて・作りたて」感を提供する厨房をガラス張りにしたり、壁面沿いにまとめることで奥行き感のある開放的な空間を演出。ウインドーケースも高さのある什器は使わず、低めの110センチに統一することで、来店客と販売スタッフがより親しみを持って対話できるよう工夫し、弁当などを見やすく、手に取りやすい高さに並べた。

　デイリーの買い回りの向上を狙った改装は、先行オープンした「和惣菜売場」が高級感のある「ハレの日の総菜」を提供するのに対し、今回は「毎日」「新しさ」「ヘルシー」「ボリューム」をテーマに専門店を全面に打ち出し、「『毎日のごはん』を提供する横丁風の活気ある売り場づくりを目指した」（同店）という。今回新規出店するのは4店舗、リニューアルは5店舗。

　百貨店初登場となるのは3店舗。デパ地下では珍しいのが、ゆばと麩の専門店として初登場する「YAMATO YUBA＋OFU（やまと ゆばとふ）」。日本の伝統的でヘルシーな食材の「ゆば」と「麩」を現代風にアレンジし、懐石仕立ての総菜のほか、「ゆばとふ弁当」（1,260円）や「こ手まり弁当」（1,050円）などの弁当、「ゆばカップ惣菜」（378円〜）、デザートを取りそろえる。店頭では「特選湯波」として「朝どりさしみ湯波」（2本より）や「朝どり汲みあげ湯波」をそれぞれ特別価格（100グラム＝525円）で販売。

　渋谷道玄坂に本店を構える韓国家庭料理「吾照里（オジョリ）」の百貨店初店舗は「ハンアリ」。チヂミをはじめ、イカポックム（100グラム＝330円）、チャプチェ（100グラム＝270円）、ナムル、サムゲタンなど野菜とたっぷりのヘルシーな家庭料理のほか、キムチや乾物などを展開する。弁当も「ハンアリ弁当」（680円）や「韓流ヘルシー弁当」（620円）など4〜5種類を用意し、ランチタイム（11時30分〜14時30分）の弁当購入者へのサービスとして「参鶏湯スープ」「ユッケジャン」（各198円）のスープを販売。

　首都圏を中心に展開する斉藤音弥商店の、百貨店初のデリカショップは「銀座初音」。精肉専門店ならではの厳選した黒毛和牛を使った総菜や弁当は、オープン当日から話題に。特に、店内厨房で手作りする「黒毛和牛ハンバーグステーキ弁当」（1,310円）や甘辛い関東風の味付けが特徴の「黒毛和牛すき焼き御膳」（730円）などの弁当の人気が高いという。「黒毛和牛ハンバーグステーキ」は個体識別番号を記載するなど「食の安全」にも徹底的にこだわる。地下2階精肉コーナーでは「仙台牛」「近江牛」などの黒毛和牛や国産銘柄和牛の販売も行う。

　米や海のり、具材にこだわった銀座で人気のおむすび専門店が松屋銀座に本店を移し、「銀座十石本店」としてニューオープン。店内の厨房で作りたての「紀州梅」（210円）をはじめ、「明太子」「いくら」「玄米ごまひじき」など約20種類のおむすびを取りそろえるほか、総菜を添えた「おむすび弁当」（おむすび2個入＝550円）や総菜だけの販売も行う。

　和洋中とバリエーション豊富な弁当を取りそろえた「おべんとう 百々小膳（ももこぜん）」は常時約120種類の弁当を展開するなどより充実した内容でリニューアル。同店では、店内で500円以上の弁当購入者だけを対象にコーヒー1杯無料サービスするランチタイムサービス（11時30分より約90分間、なくなり次第終了）を実施。また16時からは店内にイートインスペースが登場し、松屋銀座で購入した弁当などを食べることもできる。

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