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銀座松坂屋、改装オープン−ねんりん家、ワッフル・ワッフルなどスイーツ充実

(2008年10月03日)

 

銀座松坂屋、改装オープン−ねんりん家、ワッフル・ワッフルなどスイーツ充実

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銀座松坂屋が第1号店となる、チーズケーキ専門店「白雪亭」とレーズンサンド専門店「陽なた堂」の複合店舗

 17年ぶりの改装工事を終えた銀座松坂屋が9月23日(火・祝)にリニューアルオープンし、連日来店客でにぎわいを見せている。

 1階は、銀座通りからガラス越しに店内が見えるようにすることで明るく開放的に仕上げ、中の様子が分かりにくい点が解消された。古い顧客からは、「約30年前に1階・銀座通り沿いにあった『カフェ・ド・パリ』を思い出す」(同店)と懐かしむ声も聞かれたほど。

 今回の改装の目玉となるのは1階・銀座通り側に出店したバームクーヘン専門店「ねんりん家」。銀座松坂屋には、初日オープン前の朝9時から約300人の行列ができたが、そのほとんどは「ねんりん家」目当ての来店客だったという。

 同店が1階に出店したのは、上野松坂屋南館1階「フードブティック」(2007年3月)や大丸東京店1階のスイーツフロア(2007年11月)と「デパイチ」でスイーツを打ち出し成功したことが大きい。銀座通りから見える位置に人気スイーツ店を構えることで「H&Mのショッピングバッグを持ち『ねんりん家』に並ぶ若い人も多く、狙いどおり年齢幅が広がり、これをきっかけに銀座松坂屋の認知度とイメージをアップさせたい」と同店広報担当者は意欲をみせる。

 ブランドロゴが描かれた白い大きなのれんが目立つ同店は、本館正面入口の風防室と1階通路側の2カ所に出入り口を設けた。店内には厨房を設け、商品のフォンダン(糖衣)がけとカット仕上げを行う。売場面積は82.5平方メートル。

 店頭では、同店の主力商品である「マウントバーム しっかり芽」(1本735円〜)、「ストレートバーム やわらか芽」(直径約15センチ=1,050円〜)以外に、同ブランドでは銀座松坂屋限定の、ココアとビターなカカオマスを練りこんだ「マウントバーム」のチョコレート版「マウントバーム しょこら芽」(1本840円、2本入=1,732円、3本入=2,572円、生タイプ787円)も初めて展開する。

 地下1階食品売場も大きく様変わり。改装のポイントは、キッチンスペースを増やし、製造過程や仕上げ工程を見せることで楽しさを演出し、「できたて・つくりたて」商品を提供する。また天井や床も清潔で上品な白を基調とすることで、より明るい空間に仕上げた。ランチや「ごほうびスイーツ」などデイリー対応を強化し、新規出店は15店舗。

 中央エスカレーターを降りた正面には、「ねんりん家」の姉妹ブランドで、今回初登場の、チーズケーキ専門店「白雪亭」とレーズンサンド専門店「陽なた堂」の複合店舗が出店。両店は共に銀座松坂屋が1号店で、同時にデビューを果たしたことから注目を集めている。白いチーズの木と紫色のレーズンの木が並んでゲートを支えるデザインの店舗で、一部アントルメの焼き上げとミルクレーズンの仕上げを行うガラス張りの厨房をそれぞれ併設。

 「白雪亭」では「雪のような口どけと感動」をテーマに、菓子に合わせチーズを使い分け、味わいや口どけにバリエーションを付けたチーズケーキ菓子を提供。ぽってりした口当たりの濃厚なチーズクリームを口どけフワフワのフレッシュチーズでくるみ、ふんわりしっとりしたスポンジ生地でゆるく巻いた「チーズケーキ 木挽町ロール」(長さ約17センチ=1,260円)をはじめ、口どけなめらかな二口サイズの「白雪亭スフレチーズ」(1個210円)、ほろほろと溶ける口当たりの「チーズ・ポルボローネ 雪時計」(カマンベール、ゴーダ、パルメザン、3種類計12個入=630円〜)などを販売する。

 「陽なた堂」では「レーズンサンドのフレッシュな美味しさを目指して」をコンセプトに、うま味が凝縮されたレーズンを使ったやさしい味わいのレーズンサンドを提供。ふんわりしっとりしたスポンジ生地で、乳脂肪50%の高純度生クリームと最高級ラム・ディロンラムに漬け込んだラムレーズンを挟んだ「ミルクレーズン」(1個241円)をはじめ、サクサクした食感のサブレ生地で、ネグリタ・ラムに漬け込んだレーズンとクリームを挟んだクッキーサンド・シリーズで「バターレーズン」「ショコラレーズン」「モカレーズン」と3種類(各1個210円)を販売する。

 銀座エリア初登場の「ワッフル・ワッフル」は、ふんわりしたワッフル生地でクリームとコンフィチュール、フルーツなどを挟んだフルーツワッフルを提供する専門店。地元岡山では女子高生を中心に、幅広い年代の女性に好評だという。同店を手がけるのは岡山・広島で創作デザートとカフェを営む洋菓子店「フリュティエ」。「洋菓子作りで培ったノウハウを生かし、素材にこだわりながらも手ごろな価格の日常的な菓子を提供したい」と話すのは、飯尾陽一店長。「必ず2種類以上の素材を組み合わせ、おいしさはもちろん、ワッフルケーキで『楽しさ』を提案していきたい」と積極的な姿勢をみせる。

 店頭では約26種類を並べ販売。価格は1個157円〜210円で、人気のワッフルと季節のワッフルを詰め合わせた、手みやげやギフトに最適な「オリジナル詰め合わせ」(10個入=1,750円)も用意する。これからの季節は、ショコラやナッツ、アプリコットなどを使った「秋のワッフル」として「ショコラ&ジャンドゥーヤ&アプリコット」「エスプレッソ&5種のナッツキャラメル」などに注目が集まりそうだ。

 「ブッツ・シャルキュトリ銀座」は、フランスの田舎総菜やサラダ11種類と弁当10種類などを販売する。夕方からは、ソーセージやアイスバインを使った「ポトフ」も登場する。

 同店の目玉は、ソーセージや生ハムなどの「シャルキュトリー」。総菜の隣りにはイタリア直輸入の「パルマガローニプロシュート24ヶ月」(オーダースライス、100グラム=1,890円)が並ぶほか、「煉瓦窯工房」と称して南ドイツの伝統製法そのままに、千葉・九十九里の「北総麦豚」とアルプス岩塩を使って千葉の工房で熟成させた自家製の「ロースハム」「ボンレスハム」「ベーコン」などを販売、店頭ではオリジナルレシピでのオーダーもできる。

 そのほか、青果売場「fresh one」も今回も新たに導入された。松坂屋MD統括本部の加古照喜バイヤーは「『鮮度・価格』を強化した売場」とアピールし、「今まさに食べ頃の商品を提供する」という。売り場の各ポイントには「売り切りセール」コーナーを設け、その日に仕入れたものを、新鮮なうちに売り切ってしまう「お買得感」のあるコーナーとして展開する。加古バイヤーは「時間は決めていないが、鮮度が命の商品だけに翌日まで残しておくのは無駄。どんどんお買得商品を作っていくので、黄色い帯に赤文字プライスの商品はぜひ狙って購入してほしい」と話す。

 営業時間は10時30分〜20時。

岡山のフルーツワッフルケーキ専門店新登場(関連画像)銀座松坂屋17年ぶり大改装−スイーツを中心に新規17店導入(関連記事)銀座松坂屋ねんりん家白雪亭・陽なた堂ワッフル・ワッフル

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